チャレンジャーデッキ2022:ディミーアコントロールの収録カードが発表されました
発表されてから中々収録カードの内容がわからない状態が続いていましたが、Weekly MTGにて、チャレンジャーデッキ2022の収録内容がついに発表されました!
この記事では、ディミーアカラー(青黒)で作られた「ディミーア(青黒)・コントロール(相手に合わせて戦う受けの戦術)」に収録されている全カードのレビューをしていこうと思います。
・ディミーア(青黒)・コントロールは、序盤はマナを伸ばし、後半一気に攻めるデッキ
・定価は5,500円ですが、晴れる屋さんでシングルカードで揃えると24,160円(参考)
・フィニッシャーを強化するとさらに強くなりそう
パイオニア・チャレンジャーデッキ2022 ディミーアコントロールの概要
パイオニア(12年10月発売の「ラヴニカの回帰」以降のセットが使える)フォーマットで使用可能な構築済みのデッキになります。
チャレンジャーデッキは、このデッキで大会で1勝できるくらいの完成度はあると言われておりますので、これから始める人にもオススメのセットになります。
この記事で紹介するディミーア(青黒)・コントロール
全部をシングルで揃えると、晴れる屋さんの販売価格で24,160円(参考)になります。
デッキリスト
メインボードは60枚で、クリーチャーが4枚、呪文が30枚、土地26枚という構成です。
コントロールデッキ(序盤はマナを伸ばして呪文カードで戦い、後半に大型クリーチャーで勝負を決める受けのデッキ)なので、呪文カードが多く採用されております。
フィニッシャー用に使うサメ台風が1枚しか採用されていないので、もう少しフィニッシャーを強化しても良いかな〜というのが最初の印象です。
以下に参考のカードリストを貼っておきます。
2 残忍な騎士
2 奔流の機械巨人
4 考慮
4 致命的な一押し
4 検閲
2 湖での水難
2 否認
2 無情な行動
1 神秘の論争
3 悪意ある妨害
3 時を越えた探索
2 絶滅の契機
1 サメ台風
2 覆いを割く者、ナーセット
2 水没した地下墓地
4 廃墟の地
7 島
8 沼
4 欺瞞の神殿
1 湿った墓2 塵へのしがみつき
3 強迫
2 才能の試験
2 神秘の論争
2 肉儀場の叫び
2 真っ白
2 衰滅
収録カードレビュー
ここからメインボードのデッキを見ていきましょう!
残忍な騎士
1マナと黒のダブルシンボルのクリーチャーで、サイズは2/3です。また死亡した時に、ライブラリーの一番下に置くという能力を持っています。
出来事という2つ目の能力があり、このカードをインスタントの呪文カードのようにも使えます。1マナと黒のダブルシンボルで、クリーチャーかプレインズウォーカーを1体破壊し、2点ライフを失います。
このカードを出来事で唱えた場合は追放され、追放領域から唱えることもできるので、序盤は除去に使って、その後追放領域から召喚するということもできそうです。
エルドレインの王権で初登場した「出来事」という能力は、クリーチャーでもあり、呪文カードでもあるという便利なカードですね。
個人的には両面カードより、こういうタイプのカードの方が傷もつかないので使いやすいと思いますね。
奔流の機械巨人
4マナの青のダブルシンボルで、瞬足(インスタントタイミングでも召喚可能)持ちの5/6というサイズのクリーチャーです。
場に出た時に墓地のインスタントカードをマナコストの支払いなしで唱えることができます。ただし、その唱えられたカードは墓地にいかず追放されます。
こちらはインスタントカードで前半いなしておいて、中盤以降にインスタントカードを使い値時に出すクリーチャーになります。合計7マナは重いですね。。
考慮
青のシングルシンボルで、デッキの一番上を確認し、そのカードをデッキの一番下に置いても良く、その後1ドローというカードです。
このカードの使い勝手は非常によく、1マナで1ドローだけでも非常に強いのに、事前にデッキトップが気にいるかチェックできるという感じですね。
コモンなのに380円と高額なのもよく理解できる1枚です。
致命的な一押し
黒のシングルシンボルのインスタント呪文で、クリーチャーがマナコスト2以下なら破壊、このターンに自分がコントロールするパーマネントが戦場を離れているのであれば、マナコスト4以下なら破壊というカードです。
5/4くらいのサイズのクリーチャーに、こちらの1/1トークンクリーチャーを相手に破壊させてから使うという使い方ができそうですね。マナも軽いので使い勝手が良さそうです。
検閲
1マナと青のシングルシンボルで使うインスタント呪文で、呪文一つを対象として、そのコントローラーが1マナを追加で支払わなければ、打ち消すことができます。
必要なければ青のシングルシンボルでサイクリング(このカードを捨てて、カードを1枚引く)できます。
コントロールデッキだと、クリーチャーが少ないので、こういうカードで相手の除去などを打ち消しつつ戦いたいところですね。
湖での水難
青と黒のシングルシンボルが2つ必要なインスタント呪文です。
唱えると、マナコストがそれのコントローラーの墓地にあるカードの枚数以下の呪文一つを打ち消すか、クリーチャー1体を破壊することができます。
相手の墓地を参照して、墓地の枚数以下の呪文を打ち消せるというカードです。中盤以降に引くと使い勝手がよさそうです。
否認
1マナと青のシングルシンボルで使えるインスタントの呪文カードで、クリーチャーでない呪文を確定で打ち消すことができます。
コントロールデッキだとクリーチャーが少ないので、除去呪文や強化呪文を使ったコンバットトリックを返していける否認のカードは重要ですよね。
当然、強力なプレインズウォーカーも打ち消せますので、相手のデッキを見て出てくるプレインズウォーカーが予測できるなら、そこに当てたい一枚です。
無情な行動
1マナと黒のシングルシンボルで使うインスタントカードで、カウンターが置かれていないクリーチャー1体を破壊できます。また、カウンターが乗っているクリーチャーであれば、カウンターを3個まで取り除くことができます。
早めに除去する際にも使えて、コンバットトリックにも使える1枚です。
神秘の論争
呪文を対象として、コントローラーが3を支払わないかぎり打ち消すという能力です。
青マナ相手には1マナで使えるのでかなり強いですが、青を使わないデッキだと合計で3マナ支払わないといけないので、ちょっと微妙かなと思ったりもします。
悪意ある妨害
1マナと青のダブルシンボルで使うインスタントカードで、呪文1つを対象として打ち消すことができます。
また、呪文を使った際に、ライブラリーの一番上のカードを確認し、それを墓地においても良いという能力も持っております。
呪文を使いつつ、ライブラリーの一番上のカードを確認できるのは、土地事故防止に良いですよね。土地事故で負けるのは辛いですからね。。
時を越えた探索
6マナと青のダブルシンボルで唱えるインスタントカードで、ライブラリーの上から7枚を確認し、2枚を手札に、残りをライブラリーの一番下に望む順番でおけます。
墓地にあるカードを追放することで1マナを支払うことができるので、終盤になると軽いマナで唱えることができます。
好きなカードを2枚選んで取れるのは良いですが、個人的には「記憶の氾濫」に差し替えて運用した方が強いかなという気がしますね。
絶滅の契機
3マナと黒のシングルシンボルのソーサリー呪文で、奇数か偶数のマナコストを選び、選ばれたマナコストのクリーチャーを追放することができます。
全体除去としても優秀ですが、マナコストが合計4マナと軽めなので使い勝手が良さそうな一枚です。
サメ台風
5マナと青のシングルシンボルで唱えるエンチャント(戦場に出て効果を発揮し続ける)で、クリーチャーでない呪文を唱えるたびにX /Xのサメクリーチャートークンを生成します。
X /Xは呪文のマナコストに等しいので、軽量なサメを大量に召喚するのも良いですし、大型の5/5、4/4のサメトークンを生成するのも良いですね。
これがこのデッキのフィニッシャーと言っても過言ではない1枚です。
覆いを割く者、ナーセット
1マナと青のダブルシンボルで出すプレインズウォーカーで、初期の忠誠度は5です。
−2能力でデッキの上から4枚を見て、土地でもクリーチャーでもないカードを1枚公開して手札にいれます。ドローソースとして優秀なプレインズウォーカーになります。
個人的には、ディミーア(青黒)カラーでドローソースのプレインズウォーカーだと漆月魁斗の方に差し替えて運用するかなと思います。
水没した地下墓地
青と黒の2色土地で、島か沼をコントロールしていないで戦場に出るとタップイン(タップ状態で場に出る)カードです。
条件が比較的緩いので使いやすい1枚ですね。2色土地は初手のキープ率に関わるので、数枚は入れておきたいですよね。
廃墟の地
タップでカラーレスを加える土地カードで、2マナを支払ってタップし、これを生贄に捧げることで相手の基本でない土地を破壊することができます。各プレイヤーは自分のライブラリーから基本土地を1枚探し出し戦場に出すします。
土地事故を防止するのに使える1枚ですね。ダブルシンボルのカードが多いので、こういうカードでサポートしていけるとデッキとしても完成度があがりますね。
欺瞞の神殿
青と黒の2色土地で、確定タップイン(タップ状態で戦場に出る)土地です。
戦場に出た時に占術1(デッキのトップを1枚確認し、そのカードをデッキの1番下に送っても良い)ができます。
タップインなのがテンポロス(そのターンにマナを出すことはできないのでテンポが悪くなる)に繋がるのが微妙ですが、占術1もついているので使えるといえば使える1枚です。
湿った墓
青と黒の2色土地で、通常はタップイン(タップ状態で戦場に出る)が、2点のライフを支払うことでタップインせずに戦場に出すことができます。
2点を支払うだけですので、序盤〜中盤にかけては両方の色のマナを出すことができるアドバンテージの方が強いカードですね。
塵へのしがみつき
ここからはサイドボードのカードになります。
黒のシングルシンボルで使うインスタントカードで、墓地のカードを1枚追放し、クリーチャーを追放したら3点のライフを得る、そうでないんら1ドローです。
また脱出という能力があり、墓地からカード5枚を追放し、3マナと黒のシングルシンボルの脱出コストで召喚することができます。
この脱出能力は使いやすそうですね。少しマナは重いですが、墓地にあるカードを再利用できるのは使い勝手が良さそうです。
強迫
黒のシングルシンボルで唱えるソーサリー呪文で、対戦相手の手札を確認し、そのプレイヤーの土地でもクリーチャーでもないカードを1枚を捨てさせることができます。
手札破壊系のカードは、相手がコントロールデッキの場合は必須となりますが、軽量のアグロデッキだと次々の軽いクリーチャーで攻撃されるので、微妙な1枚です。
才能の試験
1マナと青のシングルシンボルで使うことができるインスタントカードで、インスタントとソーサリー呪文一つを対象として打ち消します。
また打ち消した呪文を、手札、ライブラリー、墓地のカードを追放できるので、相手がコントロールデッキの場合は入れておきたい1枚ですね。
真っ白
2マナと黒のシングルシンボルで唱える1枚で、相手プレイヤーは2枚のカードを捨てて、その後墓地を追放するソーサリー呪文です。
墓地対策ができる1枚ですので、墓地を使うスペルメインのデッキ、コントロールデッキに対して刺さりそうな1枚です。
衰滅
2マナと黒のダブルシンボルで唱えるソーサリー呪文で、ターン終了時まで自分のクリーチャー含む全てのクリーチャーは−4/−4修正を受けます。
全体除去のカード劣勢に立たされている時に強さを発揮するので、メインにいれてしまっても良いかなと思う一枚です。
最後に
ディミーア(青黒)・コントロールを紹介させていただきました。
コントロールデッキというとうまい人が使うカラーというイメージなんですが、団結のドミナリア以降、青と黒を使うデッキが急増しているので、このデッキをキッカケにチャレンジしても良いかな〜と思いました。